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9月文楽公演御礼「残念な気持ちも」
九月東京文楽公演
お蔭様で一日の
休演も無く、
嬉しい千秋楽を
迎える事が叶いました。

台風の影響で初日と同じく
秋晴れとは
参りませんでしたが、
これは我々出演者、スタッフ一同の
嬉し涙とお考え戴けましたら。

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待ちに待った千秋楽

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あいにく秋晴れ!とは参りませんでしたが

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うれし涙という事で


大体が事前のPCR検査で
すでに数名の感染者が判明。
こんな事は今までに無かった事。
嫌な予感はございましたが
それが的中。

初日の幕が開くと
一人、また
一人と感染者が。

あまつさえ
その上に
ギックリ腰の者一名、
耳から来る目眩で
休まざるを得ぬ者一名。

これがまた
私の様なおじさんでなく、
とっかえひっかえ舞台に立つ
足遣い、左遣いの働き盛りの
若者ばかり。

特に登場人物の多い
第三部の
「朱雀堤」等が難物。

「あれをこれに替えて、
これが入った所で
この足を、いやいや
こっちの小道具出す者がおらん」
と、左、足遣いを決める小割委員の
勘十郎、
玉男両兄さんは
まるでパズルゲームの様に
頭を悩ます毎日。

我々も「いざ鎌倉!」
とお声が掛かれば、と
兜ならぬ頭巾、面を用意して
いざとなれば三十年ぶりに
足でも持つ覚悟で
控えておりましたが、
流石にそこまでは。

実際に持ったら
こちらがギックリ、と
来るのは分かっては
いながらも、
ちょっと残念な気持ちも
残ったのは、
流石に
幾つになっても
足への憧れ、思いは
消えないのだなぁ
と思った次第。

豊松清十郎

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[2022/09/29 19:58] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
9月文楽公演御礼「高み目指して」
今回は床に出なかったのと
濃厚接触者をこちらの
判断に任せて貰えたので、
薄氷を踏む思いの中
楽日に漕ぎ着けられました。

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目立たぬ所に萩の花が

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可憐な白萩

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何とこんなお名前でした


それにしても
連日満員、
とは申しませんが、
この様な時に各部とも
七割以上のお客様。

客席を見て
大いに
勇気付けられました。

皆様
これまで以上に
御礼申し上げます。
劇場までお越し戴いての
御観劇
誠に有難う
御座いました。

今回は立役の谷五郎。
引き抜きの準備に
人の三倍も掛けながら
鮮やか、
とはとっても言えず。

20220929_2549mini.jpg
こちら谷五郎氏

動きも爽やかさ、
力強さとは
程遠かった様で、
ある新聞の劇評には
「清十郎の谷五郎には熱が無い」
と鮮やかに
ひと言でばらりずん。

一刀両断、
見事に袈裟がけに
切り捨てられました。

それでも自分らしく
少しでも高み目指して
楽日まで弛む事無く
精一杯遣りきった
積りでおります。

次回はきっと五十年後。
半世紀のちのリベンジを、
と心に誓っております。

20220929_2548mini.jpg
五十年後に、乞うご期待

豊松清十郎

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[2022/09/29 19:54] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
9月文楽公演御礼「そして28日からは」
千秋楽は
出番が終わると
その日の内に直ぐさま帰阪。

翌日は
個人の公演の準備で
行李に
人形を詰めたり
見台、三味線をまとめたり。

清之助達若い人は
東京に残り別のお仕事。
一人で用意は疲れます。

明くる日は眠い目を
擦りながら
愛知県の知立で
中学生対象の公演と
地元の方とのお稽古。

その次の日も
稽古があって、
ようやく今日は
休演日以来の
丸一日のお休み。

ふとネットを見ていると
私の好きな噺家さんが
それも
二人も出演する
落語会を発見!
これは行かねばと
早速予約。

20220929_2591mini.jpg
こちらに行って参りました

私にとっては本当に
久し振りの秋晴れの中
向かうは
奈良県法隆寺駅。
駅から歩いて十分ほどの
いかるがホールは
見事に立派な建物。

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外から見ても

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ロビーも

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客席も立派です

20220929_2598mini.jpg
緞帳も素敵


うちの巡業にも
是非
お声を掛けて貰えたら。

会場は
七分の入りですが
よく笑う良いお客様。
演者は皆さん
期待通り。

笑いはストレス発散の
特効薬と聞いてはいましたが、
お腹の底から大いに笑った後は
これまでの疲れもきれいさっぱり
吹っ飛んだ思い。

やっぱり
行って良かった!
秋の稲穂のたわわに実る道を
心も足取りも軽く
家路につきました。

しっかり充電して
明日は
西宮でお仕事。

そして28日からは
広島公演を皮切りに
来月15日の平塚まで、
いよいよ秋巡業が
始まります。

私は昼の部
「冥途の飛脚」で
勘十郎兄さんの
忠兵衛を相手に
梅川を勤めさせて戴きます。

今回は本当に久し振り
(何十年ぶり!?)に訪れる
弘前の街が楽しみかな。

それぞれの街で皆様に
お会いできるのを
お待ち致しております。

豊松清十郎

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[2022/09/29 19:50] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
12月公演配役「結構な大騒動」
暑かった夏も
ようやく一息つき
季節は秋に。
暫くご無沙汰いたして
おります間に、
東京9月公演お陰様で開幕、
はや中盤に差し掛かりました。

20220914_IMG_2544mini.jpg
初日を迎えました

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残念ながら秋晴れ!とは参らず

20220914_IMG_2547mini.jpg
この雅な姿も残り一年


お陰様という言葉の中には
コロナ第七波も大きく
影を落としております。

前回の5月公演では
然程の心配もなく
恙なく楽日を迎えましたが、
今回は公演前の事前PCR検査で
既に感染者が判明。

更に
公演が始まると
一人、また一人と犠牲者が。

濃厚接触者の規定が
緩和されたので
助かりましたが、
以前の基準なら
ここでもう公演中止。

また今の
?株(何株なのか
もう良く分かりません)の
特徴と言えますが、
我々おじさんが主だった
昨年あたりと違い、
今感染は若い人が中心。

これまた幸いに
代わりの効きにくい
太夫、三味線と違って
今月はほぼ
人形陣なので、
そこも少しは良いのですが、
若い人は左に、足に、横幕開けに、
はたまた小道具の出し入れと、
普段でも八面六臂の忙しさ。

その一人でも欠けると、
そと見には分かりませんが
舞台中では
そのやり繰りに
結構な大騒動。

第三部の
朱雀堤の様に
人物が入れ替わり立ち代わり
現れる場が
ことさら難儀。

豊松清十郎

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[2022/09/14 20:53] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
12月公演配役「誰に文句も申せません」
今日も一人感染!と
知らされる度に
「明日は幕が開くのだろうか」
と身を縮める思いで
ここまでやって参りましたが、
ここに来てようやく
一人、また一人と舞台に
戻って来る人が現れて
どうやら楽日までの
上演が叶いそうで、
座員、関係者一同
まだまだほんの
少しではありますが
胸を撫でおろして
おります。

九月とは思えぬような
うっとうしい曇り空が
續いていたお天気も、
関東地方ではこの所
秋晴れの日も増え
先日の中秋の名月も
しっかり堪能致しました。

終り良ければ、の伝で
このままスッキリと
千秋楽を迎えさせて
戴きたいと
願うばかりです。

この感染の中ながら
客席には変わらず
大勢のお客様の姿。

いつもに増して有難く
舞台の励みともなります。
皆様本当に有難うございます。

私は華麗にいくべき
引き抜きがもたついて
スッキリとした谷五郎が
もっちゃリする日も
一日ならず。

引き抜く仕掛けの糸を
縫っているのはこの私。
誰に文句も申せません。

そんな日も
気持ちは
変わらず精一杯。

楽日まで少しでも
血気溢れる谷五郎の役に
近付けます様に。

豊松清十郎

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[2022/09/14 20:49] | あきらめず文楽一途 | トラックバック(0) | page top
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